被害者側交通事故専門弁護士によるブログ
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被害者側交通事故専門弁護士として、様々な損保会社(共済会社)と、日々交渉を重ねておりますが、その中で私が感じた損保会社等の対応を中心に、守秘義務に反しない限りでお伝えしていこうと考えております。
幸いにして、多くの保険会社担当者の方々から弁護士丹羽やにわ法律事務所に対する高いご信頼をいただき、その信頼関係のもとで適切な交渉を行っていることがほとんどですが、残念ながら、まだまだひどい対応をする保険会社や担当者がいることは事実です。
その中でも悪質性・社会的影響が特に高いと思われる対応をご紹介していきます。
交通事故の被害に遭い、実際に損保会社等と交渉をされている方ばかりでなく、自動車保険に加入しておられる方々にもご覧いただき、事故を起こされたとき、最も大切な被害者への保険金支払いの場面で、ご自身が加入されている損保会社が、実際にどのように被害者に対応しているか知っていただけたら幸いです。
上記趣旨、及び、事実上担当部署により支払い額に違いがございますので、損保会社名及び担当部署は支障のない範囲でできる限り具体的に挙げていきたいと思っております。
また、交通事故被害者の方々に適正かつ正当な被害回復を図っていただくために、損保会社の対応だけでなく、経験や専門的知識に基づいた交通事故被害者の方にとって役立つ実務的な情報を惜しみなく提供して参ります。
交通事故被害者の方のみならず、被害者側交通事故事件に携わる弁護士・行政書士の先生方、医師・柔整師の先生方の実務にも役立つ情報も積極的に開示し、交通事故被害案件全体の質の向上に努めて参ります。
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先の「○○は請求出来ますか?とのご質問について」のブログでご説明した点と同様に、健康保険の利用についてもステージに応じた説明が必要になり、このことが被害者の方々の理解を妨げる要因になっていますので、...
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被害者側交通事故専門弁護士として、被害者の方から非常に良く、「○○は請求できますか。」というご質問をいただきます。 もちろん、どんな支出であっても(支払われるかは別として)請求すること自体はできますの...
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死亡事故で将来老齢基礎・厚生年金の逸失利益の請求を忘れていませんか。
本日、既に他の弁護士に委任をされている会社員の夫(50代後半)を交通事故で亡くした方のご相談があり、作成された損害の算定書を見せていただきましたところ、将来老齢基礎・厚生年金についての死亡逸失利益が請...
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交通事故を手掛ける弁護士や法律事務所が激増し、LINEや電話で気軽に相談や依頼ができる法律事務所も増えているようで、弁護士がより身近になってきたことは大変喜ばしいことです。 他方、近時、当事務所では既に...
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自賠責保険での後遺障害等級認定の方法として、被害者が直接自賠責保険に申請する被害者請求(自賠法16条に基づく請求なので、賠償実務上「16条請求」ということもあります。なお、相手方任意保険会社が申請...
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脊柱変形(椎体圧迫骨折)の逸失利益の主張方法について(名古屋高裁令和5年9月29日判決に基づいて)
自賠責8級相当認定の腰椎圧迫骨折の被害者の主に逸失利益が争われていた事案につき、令和5年9月29日名古屋高等裁判所において判決が下されました(自保ジャNo.2163p47)。 結論としましては、原審認定どおり(控訴...
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当事務所では設立当初から、頚・腰椎打撲・捻挫等のいわゆるむち打ち損傷による後遺障害等級14級9号の一般的認定要件として、通院実績、症状の一貫・連続性、症状の重篤・常時性、画像所見の要件に加え、事故態様...
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本件の顛末です R5.9.14追記 本抗議書面を送付した4日後(土日を挟んでいます)の令和5年9月11日、担当者から早々に連絡があり、正式な謝罪をいただき、先の請求分について現状で支払えるものは早々に支払ってい...
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(HP https://parupunte-life.com/archives/23005 より引用) 重大な死傷結果をもたらす大型トラックによる左折巻込み事故が多発しており、これを防止するため、改正道路運送車両の保安基準の施行により、令和
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異議申立の結果・下肢機能障害併合9級相当から併合7級相当に上がった事案のご紹介
骨盤骨折後の下肢の機能障害の後遺障害で、異議申立により、被害者請求時併合第9級相当から併合第7級相当に上がった事案をご紹介いたします。 異議申立にあたって 被害者請求時には、『左足関節及び左足指の機能...
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保険会社や病院の不適切な対応から専門家向けの高度な知識など、交通事故被害者にとって重要な情報を惜しみなく提供し、被害者側交通事故賠償実務の発展・向上に努めています。
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三井住友海上火災の車両時価額の算定方法について~中古車販売価格の地域差を考慮に入れるべきでしょうか
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東海交通遺児を励ます会の内河惠一先生へのインタビューに同行しました。
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上位胸椎損傷に伴う頚椎可動域制限について
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自賠責後遺障害診断書のチェックの重要性について
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むち打ち損傷で腱反射テストを殊更重要視すべきではないことについて
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治療費打切り後の労災切替えについて
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損保ジャパン名古屋保険金サービス第二課担当者による、兼業家事従事者(専従者)の休業損害に関する主張について(顛末記あります)
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右股関節脱臼骨折後の可動域制限異議申立て第12級7号認定につき、紛争処理申請により第10級11号が認定された事案のご紹介です。