にわ法律事務所の交通事故事件の年間受任件数を教えてください。

にわ法律事務所では、年間40件乃至50件程度の交通事故被害事件に限り受任しています。

弁護士丹羽は、弁護士は高い専門的知識や豊富な経験に裏打ちされた「技能を売る職人」であると認識し、常に有能な職人でありたいと考えております。もちろん、仕事が早いのも職人技の一つです。

そのため、いくら被害者側交通事故事件に専門特化し、ある程度の業務の効率化が可能であるとしても、一人一人の依頼者様の要望と事情にきめ細かく応え、丁寧かつ迅速・十分に対応していくためには、弁護士一人の手持ち事件数は50乃至60件程度が限界だと考えています。
もちろんすべての案件が年内に解決するとは限りませんので、年間の受任件数を40件乃至50件程度に抑えておかないと、事件処理が停滞したり、絶対にあってはならないことですが、いわゆる「手抜き」になるなど、依頼者様に多大な迷惑と損害を与えるばかりか、弁護士として、法律事務所としての信頼を大きく損ないます。
そのため、当事務所では、受任限度数を超えそうな場合には、大変心苦しくはありますが新規のご相談やご依頼をお断りしております。

確かに、以前弁護士丹羽が所属していた弁護士法人では、有能なスタッフの力を借りつつ年間200件の交通事故被害事件の相談をし100件近く受任し、常時150件近くの事件を抱えていましたが、正直に申し上げて、すべての依頼事件の詳細までもが完全に頭に入っていたわけではありませんでした。
そのこともあって、弁護士を志した理由でもある、弁護士自身が一人一人の依頼者様にしっかりと向き合い、その要望にきめ細かく応え一つ一つの事件に100%の力を発揮したいという想いで、当事務所を設立しました。

最近では、年間の交通事故受任件数を誇る事務所も多々見られるようになってきましたが、そのような事務所に弁護士が多数在籍し、個々の弁護士の担当事件数はさほど多くないとか、経験豊富な弁護士が適正・迅速かつ熱心に交通事故事件に取り組んでおり、依頼者の方が十分満足されていれば全く問題はありません。
しかし、弁護士の業務の本質や被害者側交通事故事件の特質性を考えれば、闇雲に年間受任事件数を誇ることが、真摯かつ誠実に交通事故被害者の方々に向き合うことになるのか、依頼した後も依頼者様に満足と安心感を与え続けられるのか、疑問を感じています。


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