TV・新聞など
平成28年12月23日中日新聞朝刊社会面「スマホ不注意 禁固9月」
平成28年4月6日に土岐市で発生した、普通乗用車を運転中スマホに気をとられ、女性をはねて死亡させた交通事故の運転手である32歳の男の過失運転致死罪の裁判の判決が、同年12月22日、岐阜地裁多治見支部で言い渡されました。
弁護士丹羽は、中日新聞からのこの判決に対するコメントを求められました。
同年8月23日に徳島市で生じたスマホで「ポケモンGO」をし「ながら運転」をしていた軽自動車に、信号のない横断歩道を横断中だった二人の女性が轢かれ、それぞれ死亡、重傷を負わせる事故の運転手に対する過失運転致死傷罪の刑事裁判において、徳島地方裁判所が同年10月31日、禁固1年2月の実刑判決を言い渡した事案に引き続いての実刑判決です。
スマホ使用による「ながら運転」に対する厳罰化の社会的な要請を受け、裁判所もこれまで罰金や執行猶予付き判決を下すことが多かった運用を改め、積極的に実刑判決を下す流れができてきたことは評価に値します。
しかし、交通事故被害事件を専門に扱う弁護士としては、故意による殺人・傷害に比肩するほどの危険性を有するスマホ使用による「ながら運転」により人を死亡させた者が、1年足らずの服役により社会復帰することについて、社会的なコンセンサスを得られるかは大いに疑問を感じます。
やはり、平成28年11月1日 中日新聞朝刊社会面「ポケGO運転は「殺人」」の記事中で述べましたとおり、スマホ操作による「ながら運転」に対しては、自動車運転処罰法を改正し、危険運転致死傷罪の適用を検討すべきと考えます。
TV・新聞など
- TBSテレビ報道局社会部からの、令和6年5月6日伊勢崎市内での飲酒運転トラックが対向車線に逸脱し5人を死傷させた暴走死亡事故についての危険運転致死罪への訴因変更についての取材について
- TBSテレビ報道局社会部からの、令和5年2月14日宇都宮市内での160Km/hの暴走死亡事故についての危険運転致死罪への訴因変更についての取材について(令和5年12月11日「Nスタ」放送)
- 糖尿病患者の低血糖による意識障害下での過失運転致傷罪の無罪判決(神戸地裁令和5年11月7日判決)についての取材について(令和5年11月21日読売新聞神戸版掲載)
- 令和3年4月尼崎市での一方通行路後退による危険運転致死罪の成否についての取材(令和5年10月27日朝日新聞朝刊兵庫県版掲載、同日NHK神戸放送局)
- 令和5年7月28日TBSテレビ「Nスタ」、ビッグモーターに関するニュースにリモートで生出演しました。
- 令和5年7月26日TBSテレビ「THE TIME」、同月27日同「Nスタ」、ビッグモーターに関する取材をいただきました。
- 令和5年7月25日放送NHKラジオ第1「Nらじ ニュースアップ」『ビックモーター 保険金不正請求問題』に出演しました。
- 令和5年7月20日朝日新聞本社朝刊「ビックモーター悪質な不正の手口、弁護士は『根底揺るがす大事件』」について取材をいただきました。
- 令和5年7月15日読売新聞大阪本社夕刊「事故前の車の走行状況『解明』、データ・レコーダー活用急拡大…新型車に搭載義務化」について取材をいただきました。
- R4.8.8放送 NHK国際放送「Learn Japanese from the News」出演
- 大型トラックの左折巻込み事故を防ぐために(令和4年6月3日中日新聞愛知県内版掲載)
- ウーバーイーツ配達員に対し業務上過失致死罪での起訴に関する取材(令和4年1月13日付朝日新聞デジタル版掲載)
- 平成28年6月宇都宮市の同乗者4名死傷事故の差戻審判決についての取材(令和3年3月23日朝日新聞朝刊栃木版掲載)
- 平成30年12月29日津市5人死傷事故控訴審の初公判に向けた取材と原審判決の評価(令和2年12月2日付朝日新聞朝刊社会面掲載)
- 池袋母子死亡事故初公判について電話取材がございました(AERAdot.10/8掲載)。
- 平成30年12月29日津市で発生した5人死傷事故での危険運転致死傷罪の成否についての取材
被害者側
交通事故専門弁護士による
ブログ
保険会社や病院の不適切な対応から専門家向けの高度な知識など、交通事故被害者にとって重要な情報を惜しみなく提供し、被害者側交通事故賠償実務の発展・向上に努めています。
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